笑顔の魔法

笑顔には人を幸せにする魔法の力があります。

笑顔は心が楽しいときに出てくる表情ですが、あえて意識的に作ることも可能です。

トイレに行った時に手を洗いながら鏡を見て自分の不機嫌さに、元気のなさに気がついて、これではいけないと思い、鏡に向かって無理やり笑顔を作ってみると、不思議と気分が晴れて明るくなり、元気が出てきたという経験はありませんか。

経験のない方は、今から鏡に向かって実践してみてください。

そのことがわかるはずです。

私たちは笑顔によって勇気付けられ、自分に似合う表情は笑顔の時だと知っているからです。

また、周りに笑顔の人が多いと、自然に笑顔になっている自分に気がつくことがあります。

笑顔は伝播するといわれており、自分を楽しく保ちたければ、笑顔が多い人たちとお付き合いし、笑顔に固まれていることが重要です。

よく、写真を撮る時に笑顔を作るために、「チーズ」とか「1+1=2」と言ったりします。

集合写真ではそれほど違和感がないのですが、一人でそれらの言葉で笑顔を作って写真を撮ると、口元だけが笑って目が笑っていない、とても変な写真になります。

笑顔は口角が上がって、目じりが下がる笑顔でないと、自然な笑顔に見えません

顔の美しさを問う場合、顔の造形は変えようがなく、そうであれば、自分をいかに美人に見せるかは、笑顔を大切にすることで、そのためには、楽しい自分を作ることです。

一般女性において、そして、その笑顔作りのお手伝いができるのがメイクです。

メイクをする前と後では、メイク後に笑顔の数が増えることが知られています。

お年寄りにメイクをすることで、一番変化するところは、笑顔が生まれることです。

メイクをすることで、自分がきれいだと思えば、心の中にうれしさと楽しさを感じて、自然に笑顔があふれできます。

その笑顔は周りの人に伝播し、周りの人を幸せな気分にしてくれます。

これも、化粧の力です。

美はときめきの数に比例

美しさ、若々しきはときめきの数に比例します。

「かしら洗ひ化粧じて、かうぱしうみたる衣など着たる。ことに見る人なき所にても心のうちはなほいとおかし。」これは、平安時代に書かれた清少納言の『枕草子』の中の第二十九段「心ときめきするもの」の中に書かれている一節です。

現代訳では「髪を洗い、化粧をして、香の議りがしみた着物などを着たとき。特に見てくれる人がいなくても、心の中はやはりとても快い」という内容です。

髪を洗うことも香を楽しむことも化粧に含まれる行為です。

女性が化粧を楽しんで美しくなることに対して心のときめきを感じる様子は、まさに五感を通じて脳で化粧をしている状態を表しています。

ときめきを感じる方法として、私がおすすめしていることは恋をすることです。

ただし、決して既婚者に不倫をおすすめしているわけではありません。

恋の対象はテレビや映画に出てくる人でかまわないのです。

少し古くなりますが、「冬のソナタ」の主人公、ヨン様ことペ・ヨンジュンに恋焦がれる女性を見てください。

たまにヨン様が訪日の際に空港で迎える女性はおしゃれをして、化粧で美しく整え、笑み満面でいかにも幸せそうな表情です。

そして、その行動力たるや、韓国のロケ地まで行ってヨン様を感じたりしているではありませんか。

映画の中で、テレビの中で、空港で、ヨン様が微笑めば自分に向けて微笑んでくれたと感じ、心がときめいて女性ホルモンが分泌されるので、内面からも美しくなれるのです。

もちろん、恋の対象はご主人でもかまわないのです。いや、ご主人のほうが良いのですが

恋をする女性は少しでも自分をきれいに見せようとして服装や化粧に気を遣い、美に対する研究心が生まれます。

また、行動が変化して積極性が生まれ、元の自分なら恥ずかしくてできないことでもできるようになります。

さらに、内側から若さのエネルギーが湧いてきて、とても若々しく、輝いてきれいに見えるのです。

高齢者施設でメイクのボランティアをやっていた時に、よく日にしたのが、化粧をした女性に若いスタッフが、「またお嫁にいけるね」とか「いつでもデートできるね」などという言葉をかけていたことです。

そのように声をかけられると、とても恥ずかしそうにしながらも、満面の笑みを浮かべられます。

女性はいつまでも女性だなと実感させられ、そんな時に、ときめきを与える化粧の価値を感じていました。

ときめきは、恋だけではありません。

何かに夢中になっている時は、人はときめいています。

たとえば、仕事でも、一つの事がうまくいった時や、それを他の人から評価された時はときめきを覚えます。

あるいは、趣味でも、何かが思った以上にうまくできた時はときめきを覚えるものです。

何かに夢中になれることは、ときめきが生まれることであり、美しさ、若々しきが生まれることです。