見られているのは顔だけじゃない

かつて、ある女性作家の方のエッセイに、こんな内容のことが書いてありました。

銀座の一流スナックに勤めるホステスさん。

顔や髪の毛のお手入れはもちろん完壁だけれど、とりわけ横顔が美しい。

つまりこの人たちは自分の「どこ」が人に見られているかを、きちんとわきまえていると。

そう、人の顔は正面よりも、案外横顔のほうが見られる機会が多いのです。

だからこのホステスさんは、耳や首筋のお手入れまできちっとしている。さすがは接客業のプロです。

ふだん私たちは、どうしても鏡で顔の正面しか見ないから、耳や首というのは盲点になりがちです。

耳も首もたいていは露出しているもので、しかも案外、人から見られている場所なのに、多くの女性は「顔」そのものにしか関心がないものです。

私も多くのお客様に接してきた中で、顔のお手入れをきちんとしている人ほど首や耳、手などのシワが目立ってしまい、かえって不欄に感じることがあります。

たとえ素敵なイヤリングをつけていても、耳の色がくすんでいてカサカサでは魅力が半減するし、きれいなネックレスだって、天然のネックレスが何重にも首に刻まれていては台無しです。

だから私は、顔のお手入れをするのと併せて、耳にもクリームを塗りますし、首やデコルテ、手にもお手入れをします。

何も特別なケアをするのではなく、顔のケアをする間に一緒にやればたいして苦にもなりません。

それから余談ですが、顔の角質ケアとしてスクラブ洗顔がありますれど、角質がたまるのは顔だけではありません。

だから私は週に一度はスクラブでボディも洗います。

そうすると、角質によるざらつきやくすみがなくなって、一段肌が明るくなった感じに。夏に堂々と半袖が着られます。

女性の綺麗は内面からも

私は、女性を語るときによく言うのですが、顔だけがきれいな美人なんていないと思うのです。

やはりきれいと言われる人は、立ち居振る舞いや生き方まで含めて、トータルの美しさをもっているものです。

最近、私が危倶している現象のひとつに、電車の中でも平気でメイクをしている女性が増えたことがあります。

入念なメイクをして自分では「完壁!」とお思いかもしれませんが、あれは不特定多数の人に不快感を与え、「きれい」を手に入れる資格などないと申し上げたい。

だから、ぜひみなさんも、「人から見られている」ということを常に意識してください。

首や耳、手まで含めてきれいを意識してみてください。

その小さな「意識」がやがて全身に行き届き、それこそ、あなた自身を変えてしまうことだって大いにあり得ます。

現に私は、肌が変わったことで「きれい欲」が開花し、ダイエットに成功し、みるみる変身していった女性を、この目で何人も見ていますから。